郷土への想いを『かたち』に…
日々の生活や事業活動の中で感じた雑感やおもいを、気ままに随時更新していきます。
若葉萌え 心耕す 現場かな
2020-05-12
風薫る五月。朝の空気が実に心地いい。マスクを外して、おもいっきりさわやかな風を感じたい。
ひと冬を越し、苦労を重ねた完成間近の現場では最終仕上げ段階。また、この時季を待ち、準備していた現場は満を持して動き出した。ふと目を傍らに移すと、野辺の草花は彩りをまし、木々の若葉は青々と生い茂っている。何だろう、いつも現場で感じる何か言葉では言い表せないものがある。目に見えない自然のエネルギー…、自然が花を咲かせようとする力、若葉の萌える源…。
現場にも、会社にも正しい成果を上げる目に見えない力とその源がある。それは人それぞれかもしれないが、「情熱」と「喜び」。それを会社の心として、いつも持ち続けたいと思っている。そして、明るく前向きに…ご安全に!
花満ちて 段取り八分 先をよむ
2020-04-10
何やらいつもの春ではない…気分だが、季節は桜が咲き満ちるころになった。現場を巡ると黒川の土手沿いの桜も見ごろを迎えていた。
おかげさまで現場も順調に進んでいるが、何しろ自然相手の仕事であるから、あらゆることを想定して準備をしておかなければならない。一般の方には、土木工事は一見単純そうに見えるかもしれないが、事前の計画とそれに伴う様々な準備や手配が必要な仕事で、現場ではよく『段取り八分』という言葉が使われる。段取り次第、段取りがうまくいけば八分どおり現場も順調にいくということ。
現場はこれから最盛期を迎え、先を見据えた段取りの確認が重要な時期だ。さあ、計画性と先見性をもって頑張ろう!桜を見上げていると「喜びが咲き満ちる」そんな仕事をみんなとしていきたいとあらためて思ってくる…、そうだ、自分も頑張らんば!
水温む 打つ手はこれぞ 心持ち
2020-03-09
荒ぶる自然の猛威が人々の往来を妨げているのか。手強いウイルス感染症の拡大防止への動きは未だ止まらない。予防に必要なマスクや消毒液も入手困難で、様々な会合や行事開催を手控えている中、効果的な手段は手探り状態…なのか。時に手助けが必要な人たちも多かろう。手早く手際よく手腕を振るい、その取組みや一人ひとりの行動が国際社会のよい手本となる日本の姿を望んでいる。
日常生活の中でなんといっても大切なものは『健康』だと思う。健康な心と体に必要なことは人それぞれなのかもしれないが、心と体の健康を今こそ、大切にしていきたい。春待芽や蕾たち…、穏やかな自然の景色はすぐそばにある。葉牡丹に 気持ちかさねし 冴ゆる朝
2020-02-07
暦の上では立春を過ぎたが、季節は行きつ戻りつ…そんな感じがする。今朝のように冷え込む朝は、あちらこちらに危険が潜んでいる。通勤時はもちろん、平坦でない場所も多い現場ではスリップ事故や転倒事故も大いに起こりうる。
大概、事故は「俺は事故に遭ったことがないから大丈夫だ」という過信や油断が招くことが多い。だからこそ、日に新たな気持ちを持つことが大切だと思う。毎朝みんなで行う指差唱和もその大切な意味をもつ。「右ヨシ!左ヨシ!前方ヨシ!後方ヨシ!頭上ヨシ!足元ヨシ!」、事故のない日が続くように気持ちを込めて…、本気でみんなで声を出してやろう。
会社の玄関先には「葉牡丹」を植えたプランターがある。その葉牡丹の重なり合う美しい葉のように、「一人ひとりの気持ちを重ね合わせながら、事故のないゼロ災を積み重ねていきたい」と願う。
みんなを守る、仲間を守る。「きょうも一日、ご安全に!」
想いはせ 冴ゆる空から のぞむ郷土
2020-01-28
暖冬少雪のこの冬。なにかとあれやこれやと心配事が頭の中をよぎる。ふと「悩んだら現場を歩け!」と、若いころ先輩によく言われたことを思い出す。
そんな時、ベテラン技術者の北さんから河床掘削工事が完了した「小木城川」と「茶川」の空中写真をもらった。「地元の人たちも喜んでいるだろうな」「なんだろう、この安心感は」…、なにやらお世話になった地元の方々や頼もしい社員みんなの顔が浮かんできた。
北さんの安定した施工力と冬の空からみる郷土の風景から暖かい安心感をもらい、うん!いつの間にか心配事が吹き飛んだ!
むむむ、『日日是好日』だ。「よし、今日も一日がんばろう!」