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郷土への『おもいのたけ』
郷土への想いを『かたち』に…
 
日々の生活や事業活動の中で感じた雑感やおもいを、気ままに随時更新していきます。
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冬支度 丸い月夜も 一夜だけ

2020-10-31
丸い月夜も一夜だけ
郷土への想いがある
社員全員の頑張りがある
秋晴れの日も続かない最近、秋時雨に冬支度の合図を感じるようになった。10月31日。きょうの夜は「満月」、月夜だ。先日読んだ雑誌の一文の言葉を思い出した。
  • 何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。
  • 疾風に勁草を知る ― 強い風が吹いた時に本当の強い草がわかる。
  • 丸い月夜も一夜だけ ― いいことは長く続かない。常に満足することなく、次の一歩を踏み出すこと。
シドニー五輪のマラソン女子金メダリストである高橋尚子さんが、高校時代に陸上部の恩師から教わった言葉だという。何とも、深く胸にしみいる言葉だ。「丸い月夜も一夜だけ」…、どんなきれいな満月でも次の日には欠け始め、次の満月へと向かわなければならない。うむ、うむ、大きな喜びをつかみとるには何をしなければならのか、何が必要なのか。地道な努力はもちろん、苦労や困難を乗り越える底力か…。
郷土に根ざした建設会社として、いつも心に留めておかなけばならない。郷土への想いと社員全員の頑張りを底力にして…。

麓から 届く稲の香 エールかな

2020-09-07
稔りの秋です
山の中腹の集水井
井戸の中を掘削中
里山の中腹の現場に向かって、一歩一歩上っていく途中、背後から稲の匂いがした。振り返ると、眼下には稲穂の里が広がる。稲が稔り、あちらこちらで稲を刈るコンバインが動いている。
この里山の現場では今、地すべり対策として地中の地下水を集めて排水するための井戸の掘削工事をしている。土砂崩れから里を守る大切な山を治める仕事だ。この工事を担当するのは、工事主任の「田伏」さん。麓からは一目できないこの現場に登ってきて、予定より早い進捗状況に正直驚いた。実直な彼は「あと2日程度で掘削も終わるので、その掘削残土の処理の準備を始めたところです」と平然と話してくれた。多弁でない彼、その穏やかな人柄の中にどんな困難にも弱音を吐かず、立ち向かう芯の強さを感じることがある…。
むむむ…、『得意淡然、失意泰然』。きっと、稲穂の香のエールが里山の現場に届いているはずだ。自ずと道がひらける9月になるといい…。

送り梅雨 一喜一憂 わが生業

2020-08-01
陰の努力ありがとう
8月です!
お守りください
長雨の続いた7月が過ぎ、送り梅雨のあとの夏空が少しずつ広がりはじめた。ただ、コロナ禍を憂う日々はまだ当分続きそうだ。
工事現場では、空模様に一喜一憂しながらも、状況を冷静に判断し、一つひとつ確実に成果を上げてくれている。そして、ある意味、土木工事の真価が問われるときでもあると感じる。水を治め、道を拓く、街を守る、それぞれの工事の「事業目的」や「必要性」を強く心に留め、陰の努力を惜しんではならない。今あらためて「築土構木」、土木の語源の言葉を噛みしめたい。
「…、以蔽風雨、以避寒暑、而百姓安之」(以て風雨を蔽い、以て寒暑を避けしめ、而して百姓之に安んず)

梅雨豪雨 スマホ片手に ラジオ聴く

2020-07-04
マイラジオ
雨雲の動き
土砂災害危険度
朝はいつもラジオを聴く。仕事の準備をしながらニュースや天気予報、交通情報に耳を傾ける。合間に流れる音楽にリラックス…いい感じに癒される。
しかし、穏やかな朝ばかりでない。時には、「このあとも大雨に関する情報を随時お伝えしていきます」、ラジオの音声がかき消されてしまうほどの大雨の日もある。稀に「土砂災害警戒情報です」「記録的短時間大雨情報が発表されました」「河川の増水にご注意ください」…、災害発生の危険度とともに心臓が高鳴りだすこともある。
梅雨時期の今、雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)に一段と注意を払いながら、みしま地域の避難先、土砂災害警戒区域や浸水想定区域をあらためて確認した。
「いざというときの備え」として。ラジオではないけれど…

明日築く 努力の汗は 基なり

2020-06-06
六月の郷土
橋の土台づくり
花もいいな
あおい空、ゆっくり流れるしろい雲、みどり広がるみしまの自然。現場ではいつの間にか日焼けした社員の顔が精悍さを増し、毎日汗まみれになって頑張ってくれている。
そんな郷土の自然と工事中現場を見て歩くと、たくさんの気づきがある。最近は、自分自身の反省をするばかりだ。何かと目先の細かいことに腹を立て、損得ばかりを考えるような自分本位の行動が多いと気づく。もちろん、自分の未熟さゆえのこと…。
自然豊かな郷土があればこそ、努力し汗する社員がいればこそ、今がある。「草木は青々と元気だな」「よく考えて難しい工事を進めているな」…「皆、頑張っているのに自分勝手だったな」
よし、自分を正し、律する六月だ。