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郷土への『おもいのたけ』

 
郷土への想いを『かたち』に…
 
日々の生活や事業活動の中で感じた雑感やおもいを、気ままに随時更新していきます。
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今朝の秋におもう…。

2018-10-05
今朝の秋
コスモスの花言葉「調和」
朝陽に照らされたすすきの影が長くなったなと季節の移ろいを感じながら、車のラジオの台風情報に耳を傾けた。自然は激しく、何かのメッセージを伝えようとしているのか。今週もまた、台風が日本列島に迫り来る。大きな災害が起きないことを祈りながら、現場のことをおもい浮かべた。「きょうはあの現場ではコンクリ打ちか。あそこは重機仕事がメインだな。あの湧水処理はうまくいくかな…」
黒川にかかる砦関道橋を通るあたりで「いや、大丈夫だ!皆に任せる、任せることも仕事だ!そっと見守ろう…」と、いつものように自分に言い聞かせ、頭の中を整理する。
誰もいない事務所のブラインドを上げ、窓を開ける。澄んだ秋の空気と野辺のコスモスが「今朝の秋」を感じさせてくれた。
『毎朝、まえもって死んでおけ』厳しい世を生きた先達の必死の覚悟には及ばないが、身心をしずめ、日々あらたに努めよう…、なぜか先達の教えを強く感じた今朝の秋だった。

十七夜に想う…。

2018-09-18
中永雪覆工の佇まい
中永雪覆工の銘板
坂の上の雲 十七夜
山坂道をのぼり、いくつかのカーブをぬけると年季を感じる赤いスノーシェッドが現れる。旧国道352号「中永雪覆工」だ。交通の難所であり、その工事も難工事であった聞く。
今は一般者が通れないこの山坂道には、子どものころの思い出がたくさんある。自転車でのぼり海まで行ったこと、母親に連れられ峠の温泉場に通ったこと等々。この赤いスノーシェッドが「あと少しで峠のてっぺんだ。あとひとふんばりだ!」と導いてくれていた。…坂をのぼる、その先に目指すものがある…
糸瓜忌が近い秋の夜、文庫本に手をのばし物思いにふける。「のぼっていく坂の上の青い天にもし一朶の白い雲がかがいているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼっていくだろう」うーん、胸が熱くなる。難工事を手がけた先人への想いを勝手に重ねてみた。
そして、「庭の糸瓜の棚に夜露が降りているらしく、二、三枚の葉が光っていた。光っているのは、十七夜の月があかあかとのぼっているからである」…、「そとに出ると、十七夜の月が、子規の生前も死後もかわりなくかがやいている」…、文庫本の頁をめくった。
 

秋の朝の珍客…。

2018-09-03
いらっしゃいませ!
ご用命下さい!
9月に入り、朝晩の秋の虫たちの声が何だか心地いい。そして、郷土みしまも黄金色の稲穂が風にそよぐ。
台風21号の進路を気にかけていた今朝、陽のさし込む窓辺に珍客があった。「えっ!茶色?本物のカマキリか!」と驚いた。静かに観ていると、拝みのポーズのままピクリともしない。傍らのおもちゃのバックホウには興味深々のようだ。
木の枝か枯れ草の中から訪れたのだろうと思いながら、「まさか…、カマキリは何かを予言をするというよな」と、急に胸がドキドキしてきた。台風直撃か、自然災害か…と、少し思案してみた。
そうか!きっと当社を選んで来たんだ!『防災の日』が過ぎ、「100年足らず前の大震災を思い返せ!その教訓を忘れるな!」を伝えに来たんだと勝手に解釈した。
そして、「頭を垂れる稲穂」や「手を合わせて拝む秋の虫」、そんな秋の光景に想いを馳せながら、「謙虚に」「冷静に」と静かに唱え、自らの気持ちを整えた。思わぬときに思わぬことが起こる災難や災害に備えて…。
 

水増されば船高し

2018-08-03
生コン打設
コンクリート養生
盛夏、8月を迎えた。容赦のない暑さが続き、郷土の大地も乾ききっている。社員たちの疲労も溜まり、こまめな休憩と水分補給が欠かせない。暦は「大暑」の「大雨時行(だいうときどきふる)」頃。激しく降る大雨はいらないが、大地を潤し、涼を運んでくる夏の雨がほしいところだ。
この時期、コンクリート工事においても「水」や「潤い」が必要だ。生コン打設後、散水やマット・覆い等で湿潤状態を保つことで、コンクリートを強く成長させる。ここでの手間のかけ方がコンクリートの寿命を左右する。だからこそ、郷土の暮らしを支える構造物としての長寿を願って、当社のみんなは丁寧な施工を心がけてくれている。多くの経験と教訓から、「技」と「術」が培われてきたことを実感する。
昨夜、ふと開いた文庫本のその頁にあった『水増されば船高し』のことばを思い出した。「水位が上がれば船は高くなるように、人間も困難にぶつかるたびに大きく成長する」という意味である。「コンクリの出来はどうだ」の問いかけに、「はいっ!バッチリです!」の返事が頼もしい。そうだな、困難にぶつかっても、よろこぶくらいの心構えが大事だな…。
 

地図には残らない、地図を守る仕事

2018-07-17
【現在】郷土を守る砂防ダム
【当時】H16.7.13豪雨災害
厳しい暑さの中、西日本を中心にした豪雨災害を伝える連日のニュースに心が痛む。このたびの豪雨災害により、大きな被害に遭われた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
14年前の平成16年7月13日、郷土みしま地域も大雨による豪雨災害が発生した。河川は暴れ、いたるところで道路は冠水し、山の杉林では表層崩壊による土砂崩れが数多く発生した。西日本の大きな惨状をみると、当時の記憶がよみがえる。そして、災害を伝えるニュース映像を見るたびに、職業柄、「地元のためにやらなければならない」と強い使命感を持った多くの人たちが、その応急復旧に昼夜問わず汗を流していると思うと、ただただ、頭が下がる。
「地図に残る仕事」ではなく、地道な「地図には残らない、地図を守る仕事」にこそ、地元に根ざした建設会社の本質があるんだと、いつ起こるかわからない自然災害へのモチベーションを維持したいと思う。
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